初めは前を向いて話していたサキが急に私の方を向いた。
ドキッ
「ねえ」
「っ!!何っ?!」
「ふっ、何その反応。なんでもない」
サキがこっちを向くと至近距離で目があってしまって、思わずそらす。
私はもう1ミリも動けなくて、硬直状態。
だって今動いたらサキの体と触れてしまう…
隣で、サキの温もりを感じてしまう。
私の体が自然と火照っていくのを感じた。
心臓が、うるさい。
何なの?この気持ち…
うるさい心臓を無視してまたドッチボールのコートを見ると、いつの間にか試合は再開されていた。
あれ、今麻里香と目があった…?
そう思った瞬間、私は反射的に立ち上がる。
一瞬で、麻里香に罪悪感を感じたから…

