「そんなことしないよ!!無かったことになんてしない!!」
気づいたら、自分でもびっくりするぐらいの大きな声で叫んでた。
「花、」
今度こそ。
目を離さずに、ハッキリ言うの。
「今まで私、ずっと逃げてた。
サキも、麻里香も、たくさん傷つけて、ごめんなさい。
迷ってばっかで、ごめん。
たくさん遠回りしたけど、この気持ちだけはずっとこの気持ちだけはずっとこの胸の中にあったの。
サキが私にしてくれて嬉しかったこと、
ドキドキしたこと、全部覚えてる。
私は、サキのことが好き…!
昨日は断ったけど、やっぱり私」