「サキに告白されたんじゃないの?」


なんで、それを…


「…」



「行きなよ!!!何?遠慮してんの?

そんなのいらないって!

そんなの全然嬉しくないよ!バカ…!」




「麻里香っ…ごめんっ…

あたし、サキに告白する…!!!」




そう言って私は保健室を飛び出した。



私は、なんてバカなんだろう。


麻里香のことを思うふりして、ずっと逃げてた。


麻里香に背中を押してもらうなんて、最低だな…。


そのときちょうど、授業終わりのチャイムがなった。