「センセー、花気分悪い見たい。」
「あら、それじゃあ熱測って次の授業は休んで寝てなさい。
私このあと会議だからいなくなるけど。」
「はい…」
熱は、平熱の36.3゜だった。
やっぱり、精神的なものかな…?
「熱、なくてよかったね。じゃあ私教室戻るね。」
「うん。愛梨ありがとう。」
「いーってそんなの。じゃあ教室で待ってるからね。」
そう言って愛梨は保健室を出て行った。
絶対なんかあったって分かってるのに聞かないでいてくれる。
愛梨はやっぱりいい友達だ…。
少し、寝ておこう。
そしたら気分も落ち着くかも。
そう思って目を閉じた。