私の好きな人。




サキから発せられた言葉は全く予想外の言葉だった。



「え、なんで…」



そしたらサキが顔を上げてしっかり私の目を見て、握っている手の力を強めた。





「俺、花の事が好きだから。」





「えっ…?今なんて…」



はっきりと、目をそらさずに言った。



「花のことが好き。花、俺と付き合って…」



え?サキは麻里香じゃなくて、私の事が好き…?



「え、だって…麻里香に野球ボールあげたりとか…え?!」


「いや、あれは…とにかく!俺が好きなのは花だから…」


でも…

でもサキは、麻里香の好きな人。



だから私は…