んー。ねむぅ。今は授業中♪うちの学校、構わず寝れるからいいわぁ。昨日3:00に寝たのがいけなかったかなぁ?
はぁー。←あくび…笑
ブーブー
あ、メールだ♪誰?
‘今、ちょー眠いんじゃない?’
妃奈。さすが心友。よくわかってんね。
‘んー。もちろん。眠いよぉ。’
‘だろーね。3:00でしょ。寝たの。’
‘うん。’
‘寝れば?’
‘んー。寝る。おやすみ’
私っていい心友をもったわ。よし。寝よう!
キーンコーンカーンコーン…
んー。よく寝たわぁ。
‘はよ。ぐっすり寝てたね笑’
'んー。ぐっすり!!次は受けるかなぁ。’
‘次、音楽じゃん。’
‘あ、絶対うける。音楽大〜好き♪’
‘先生が?’
‘なわけないじゃん。あの先生好きでもなんでもないわ。みんながあんなにさわくのがわからん。’
‘ねー。やっぱりね。だろうとは思ってたけど笑’
‘もち。’
‘移動しよっか。’
‘OK’
ルンルンルールンルルー
音楽大〜好き。先生とか関係なく、ただ音楽が好きなの。
あ、私は田村みはる。みんなからはみはって呼ばれてるよ。私立桜学園1-Aです。この学校はA,B,Cと学力を基準にクラス分けされるが、Dという落ちこぼれクラスもあるの。
私は1-Aでも1番。ひなは2番。トップは私たちが取り続けて行くわ。私は天才型。勉強なんてほとんどしない。でもひなは努力型。ずっと勉強してるのよ。人から見たら気が合わなそうな私たちだけど、ずっとずっと仲良しよ。
あれ?もう音楽終わりじゃん。楽しい時間はあっという間だね!
キーンコーンカーンコーン
〜教室〜
はぁ。またか…何って?椅子の上に画鋲、机の上に手紙(カッターの刃がはいっているだろう。)がある。なんでって?私、虐められてるんだ。首謀者が誰かはわかんないけど、ひながいれば私は負けないよ?
ひなが大好きだもん。
【私はこの時、この後人生最大の問題が起こるなんて思ってもいなかった。わかっていたのは…】
次の日〜朝
今日は靴箱にゴミ。机にゴミ、ゴミが好きなの?笑 椅子に画鋲。なんてお決まりのこと。
でもね。思うんだよ?幼稚すぎないかって。これでも全国模試のトップクラス?とか思う。まあ、誰でもいいわ。かかってきなさい。ひなが私に味方してくれれば私は負けないもの。
〜昼休み〜
「ねぇ。ひな、次はどうするの?」
「んー。あんまり変わんないわね。肉体的にやっちゃおっか。」
「だね。ひなの方が頭いいんだよ。」
「ありがとぅ。」
こんな事を言われてるなんて…
知る由もなかった。
ブーブーブー。
だあれ?知らない人?どーしてだろう。
‘今日の放課後5時に体育館裏に来てください。いつまでもまってます。’
は?何?意味わかんないし。まあ、いいわ。ひなに相談したみよっと。
「ひな。こんなメールが来たんだけどどーしたらいいかな?」
「んー?行って見れば?」
「そうするか…」
ひなが言うし。行ってみようかな。
いじめ?かつあげ?どれだろうね。まあ、何でもいいけど。
〜放課後〜
ふぅ。めんどくさいなぁ…
体育館裏に着くと。
ありゃりゃりゃいっぱいいるよ?
なんなの?私がなにしたって言うのよ。何もしてないのに…
「ねぇ。私これからバイトがあるの。
だから早く要件を言ってくれない?」
「ふっ。のこのこ来るなんてバカじゃないの?」
「こんな幼稚ないじめしてる方が馬鹿だと思うけど?」
「何だって⁉︎⁉︎⁉︎」
「ちょっと。だめよ。落ち着いて。」
「分かってるよ。」
ちっ。小声で言ったのに…聞こえてるなんて。
めんどくさいことになったな。
「で、要件は?」
「お前、ちょーしに乗りすぎなんだよ。」
「それが何?」
「うざいんだよ。」
「あ、そう。じゃごめんなさい。」
「ふん。それがうざいって言ってんの。」
「じゃぁ、どうしてほしいのよ。」
「お前に今からある人の本音を聞いてもらう。」
聞いてどうするのよ。てかある人って誰?私が知ってる人なの?知らなかったらすぐ帰らせてもらおう。
「分かったわ。」
「どうぞ。」
ザッ。
「え?ひな⁈どうして?なんで?」
「ふっふっふっ。馬鹿な顔。どうして?そんなの私が首謀者だからに決まってんじゃん。なんで?あんたが憎いからだよ。」
「ひなが首謀者…
どうして?心友だったんじゃなかったの?」
「心友?笑っちゃうわ。そんな事思ってたの?思ってたのなんてあんただけだよ。」
「そんな…」
「分かった?私はずっとあんなを恨んでいたのよ。なのにあんたったらいつもお気楽そうに…うざいったらありゃしないよ。」
「…」
「ふふふ。これからはいじめっ子といじめられっ子との関係になりそうね。」
「はぁ。みそこなったよ、ひな。こんな幼稚ないじめしか出来ないなんて。学年2位が聞いて呆れるわ。バカでしょ。一人じゃ立ち向かうことも出来ないくせに‘いじめっ子といじめられッ子との関係’?笑っちゃうわ。
じゃ、心友の関係は終わり。バイバイ。」
「ふざけるな。私がどんだけ頑張ったか知ってる?どれだけ親から虐待されてるか知ってる?知らないでしょ。知らないのにふざけないでよ。」
「ええ。知らないわ。あんたが助けて欲しいなら言えば良かったじゃない?なんでも話せる心友じゃなかったっけ?それともあんたは私の事を一回も心友だと思ってくれなかったわけ?基本その程度だったわけ?」
「ええ。そうよ。一回もなかったわ。」
「そう。じゃ、バイバイ。もう終わりね。」
バシッー。
「なんで?殴られることなんてしてないじゃない。殴られるのはあんたじゃないの?手紙にカッターの刃なんか入れちゃってきずかなかったら怪我するじゃない。怪我させるほどのことしてるのよ?もう、立派な犯罪よ。言わらなかった私に感謝してよね。」
「殴られるようなことあんたもしてるのよ。あんたが学年1位なんて取るから、私が2位になっちゃうのよ。あんたがいなければ…」
「だったら私のいない学校に行けば良かったじゃない。どんだけあなたが努力しても私に勝てなかったんでしょ。だったらそれは実力の差よ。私が責められる意味がわからないわ。」
やばっ。泣きそう。学校出るまでは泣かないようにしなきゃ。
「バイバイ」
「うっ。ふぇ。もう、なんなの?うっ。」
もうバイトだから泣き止まなくちゃ。
「こんにちはぁ。うっ。ふえっ。…」
その頃の学校。
「もしかしなくてもみはるの方が頭良かったんじゃない?」
「「だよね。」」
「もう、ひなについて行くのやめようよ。あの子よりみはるについていった方がいいじゃん。まあ、ひなのそんなのに気づかずについていった私たちもなんだけど…
明日からいじめもやめよう。‘みはるさん’って呼んで仲良くしよう。ひなをいじめるのはみはるさんに言ってからにしようか。ひなよりもっと分かりにくいいじめの方法、考えてくれるんじゃない?」
「そうね。」
「そうしよう。」
ひなもみはるも去った後、いじめっ子たちが話していたのを2人は知らない。
「えっ?みはるちゃん?どうしたの?」
「うっ、なんでもぐす、ないんです。」
「本当?今日はお休みする?」
「いえ。やります。」
「そう。じゃ、お店で待ってるからね。」
もう、泣き止まなくちゃ。店長に悪いわ。終わったんだから。でも、本当はひなが虐待されてるのも、私を恨んでいるのも知っていたわ。だけど、ひなが言わないなら私も無理に触れようとしなかったんだ。でもそれがもっとひなを苦しめていたなんて知らなかったわ。仕方ないか。
もう、泣かないわ。
「よし。」
「店長、さっきはごめんなさい。もう大丈夫です。ありがとうございました。」
「いいのよ。色々と大変だろうけど頑張ってね。」
「はい。」
よし!頑張らなくちゃ。ひなとはもう終わり、仲直りなんて出来っこないんだから。もう忘れよう。ばいばい。ひな。大好きだよ、これからも。守ってあげられなくてごめんね。ひなはもう1人じゃない、仲間がいるんだね。だからもう大丈夫でしょ。お互い頑張ろうね。もう吹っ切れたから大丈夫だよ。
「ありがとうございましたー。またお越しくださいませ。」
「みはるちゃん、今日はもう上がっていいよ。」
「はぃ。お疲れ様でした。」
「お疲れ様」
ふぅ。帰ったらひなに電…だめだ。
今日は久しぶりに帰ってすぐ寝るか。
AM5:00
よく寝たぁ〜。8時間も寝るなんて。寝すぎだわ。
ー学校ー
えっ?いじめがない?もうひな、やめたのかな。でもいじめっ子といじめられっ子の関係なんじゃないのかな?教室にあるのかな?ーないじゃん。どうしたの?
「おはよー」挨拶はしないとね。まあ、返事なんて帰ってこないけど。笑
「「おはよっ。」」
は?この子達、昨日私を散々いたぶってたひなの仲間じゃん。どうしたの?何?何?
「ひなは?」
「あの子は…「どうでもいいじゃないですか。」」
「どうでも言い訳ないよ。心友だもん」
「でもあの子はみはるさんを裏切ったのよ?」
「みはるさん…?
まあ、いいや。でも裏切られたからってどうでもいいわけじゃないの。しかもあの子がひなが助けて欲しいって思ってるのも知ってた。虐待されてるのも知ってたわ。だけど、ひなから言わない限り、触れないことにしてたのよ。あの子が階段を踏み外さないようにしてたけど、それがもっとあの子をきずつけてなんて…思ってもいなかったわ。
だからあの子を突き放したの。突き放すことによって私には人が近づかなくなるだろうけど、あの子には友達が出来るんじゃないかって。私はあの子より丈夫だから。だから…「もう、いいよ。みは…」」
「えっ?ひな、今の聞いて…」
「たよ。ごめんね。みは。私が間違ってたわ。私が悪かった。本当にごめん。いつも何も考えてないようなみはが嫌いだったけど、こんなに考えてくれてたなんて。知らなかったわ。」
「いいのよ。」
「どうしてです?みはるさん。ひなは憎いからって嫌いだからって理由でいじめをしたんですよ?どんな理由でもやっては行けない行為をしたんですよ?」」
「あなたたちはだまって。この問題は私とひなとのなの。だから口出さないでくれる?しかも、やっては行けない行為をした…それはあなたたちも同罪よ。それを見て見ぬ振りをして、しかもいじめを手伝うなんて…」
「「うっ。はい。口出ししません。」」
「ありがと。ひな、私はもう気にしてないよ。ひなが苦しんでるのも虐待されてるのも頑張ってるのも知ってたわ。だけど、言わなかった。だから私も悪いのよ。ごめんね。」
「もう、いいよ。みはの気持ち、いっぱいの行動だったのが分かったし、私も悪いし。ごめん。」
「もう、謝ってばっかりだと終わらないじゃない。じゃあ、もういいわね。もう仲直り。心友でいい?」
「うん。もちろん。」
「あ、次のテストは二人で1位取ろう♪900点目指そうね。」
「「うわ。レベルたけぇ。」」と、2人が同時に呟いてたのをひなとみはるは知らない。
「うん。がんばろう。」
「よし、心友。」
「ちょっと、私達も混ぜて下さいな?親友までいかなくてもいいですから、友達になりましょうよ。」いてもいられなくなった、1人がみはるに話しかける。なのに、みはるの返事には驚きだった。
「へっ?何言ってんの?」
「…だめですか?」
「だから何言ってんの?って。もう、友達でしょ。ちがう?」
「本当?」
「うん。違ったの?」
「ううん。ありがとう。」
「ひな、「みは、だーいすき♡」」
「ふふふ。」 「あはは」
「あ、忘れてたけど、来週テストじゃん。今日から勉強するか?」
「そうだね。みはの家は?」
「いいよ、どうせ一人暮らしだしね。」
「あの、私達にも勉強を教えてくれないでしょうか?」
「いいわよ。じゃ、今から行こう♪」
ーみはの家ー
「「「お邪魔します。」」」
「どうぞ。」
そのまま時は流れ早くもテスト結果発表日に…
1位…田村みはる・柳谷妃奈
「「やったぁー」」
「よかったですね。私も順位あがりました!21位ですよ。今まで50位以内にはいったことないのに。ありがとぅ。」
「私も。20位になれた。ありがとぅ。」
「「当然でしょう。私達が教えたんだから。」」
笑
はぁー。←あくび…笑
ブーブー
あ、メールだ♪誰?
‘今、ちょー眠いんじゃない?’
妃奈。さすが心友。よくわかってんね。
‘んー。もちろん。眠いよぉ。’
‘だろーね。3:00でしょ。寝たの。’
‘うん。’
‘寝れば?’
‘んー。寝る。おやすみ’
私っていい心友をもったわ。よし。寝よう!
キーンコーンカーンコーン…
んー。よく寝たわぁ。
‘はよ。ぐっすり寝てたね笑’
'んー。ぐっすり!!次は受けるかなぁ。’
‘次、音楽じゃん。’
‘あ、絶対うける。音楽大〜好き♪’
‘先生が?’
‘なわけないじゃん。あの先生好きでもなんでもないわ。みんながあんなにさわくのがわからん。’
‘ねー。やっぱりね。だろうとは思ってたけど笑’
‘もち。’
‘移動しよっか。’
‘OK’
ルンルンルールンルルー
音楽大〜好き。先生とか関係なく、ただ音楽が好きなの。
あ、私は田村みはる。みんなからはみはって呼ばれてるよ。私立桜学園1-Aです。この学校はA,B,Cと学力を基準にクラス分けされるが、Dという落ちこぼれクラスもあるの。
私は1-Aでも1番。ひなは2番。トップは私たちが取り続けて行くわ。私は天才型。勉強なんてほとんどしない。でもひなは努力型。ずっと勉強してるのよ。人から見たら気が合わなそうな私たちだけど、ずっとずっと仲良しよ。
あれ?もう音楽終わりじゃん。楽しい時間はあっという間だね!
キーンコーンカーンコーン
〜教室〜
はぁ。またか…何って?椅子の上に画鋲、机の上に手紙(カッターの刃がはいっているだろう。)がある。なんでって?私、虐められてるんだ。首謀者が誰かはわかんないけど、ひながいれば私は負けないよ?
ひなが大好きだもん。
【私はこの時、この後人生最大の問題が起こるなんて思ってもいなかった。わかっていたのは…】
次の日〜朝
今日は靴箱にゴミ。机にゴミ、ゴミが好きなの?笑 椅子に画鋲。なんてお決まりのこと。
でもね。思うんだよ?幼稚すぎないかって。これでも全国模試のトップクラス?とか思う。まあ、誰でもいいわ。かかってきなさい。ひなが私に味方してくれれば私は負けないもの。
〜昼休み〜
「ねぇ。ひな、次はどうするの?」
「んー。あんまり変わんないわね。肉体的にやっちゃおっか。」
「だね。ひなの方が頭いいんだよ。」
「ありがとぅ。」
こんな事を言われてるなんて…
知る由もなかった。
ブーブーブー。
だあれ?知らない人?どーしてだろう。
‘今日の放課後5時に体育館裏に来てください。いつまでもまってます。’
は?何?意味わかんないし。まあ、いいわ。ひなに相談したみよっと。
「ひな。こんなメールが来たんだけどどーしたらいいかな?」
「んー?行って見れば?」
「そうするか…」
ひなが言うし。行ってみようかな。
いじめ?かつあげ?どれだろうね。まあ、何でもいいけど。
〜放課後〜
ふぅ。めんどくさいなぁ…
体育館裏に着くと。
ありゃりゃりゃいっぱいいるよ?
なんなの?私がなにしたって言うのよ。何もしてないのに…
「ねぇ。私これからバイトがあるの。
だから早く要件を言ってくれない?」
「ふっ。のこのこ来るなんてバカじゃないの?」
「こんな幼稚ないじめしてる方が馬鹿だと思うけど?」
「何だって⁉︎⁉︎⁉︎」
「ちょっと。だめよ。落ち着いて。」
「分かってるよ。」
ちっ。小声で言ったのに…聞こえてるなんて。
めんどくさいことになったな。
「で、要件は?」
「お前、ちょーしに乗りすぎなんだよ。」
「それが何?」
「うざいんだよ。」
「あ、そう。じゃごめんなさい。」
「ふん。それがうざいって言ってんの。」
「じゃぁ、どうしてほしいのよ。」
「お前に今からある人の本音を聞いてもらう。」
聞いてどうするのよ。てかある人って誰?私が知ってる人なの?知らなかったらすぐ帰らせてもらおう。
「分かったわ。」
「どうぞ。」
ザッ。
「え?ひな⁈どうして?なんで?」
「ふっふっふっ。馬鹿な顔。どうして?そんなの私が首謀者だからに決まってんじゃん。なんで?あんたが憎いからだよ。」
「ひなが首謀者…
どうして?心友だったんじゃなかったの?」
「心友?笑っちゃうわ。そんな事思ってたの?思ってたのなんてあんただけだよ。」
「そんな…」
「分かった?私はずっとあんなを恨んでいたのよ。なのにあんたったらいつもお気楽そうに…うざいったらありゃしないよ。」
「…」
「ふふふ。これからはいじめっ子といじめられっ子との関係になりそうね。」
「はぁ。みそこなったよ、ひな。こんな幼稚ないじめしか出来ないなんて。学年2位が聞いて呆れるわ。バカでしょ。一人じゃ立ち向かうことも出来ないくせに‘いじめっ子といじめられッ子との関係’?笑っちゃうわ。
じゃ、心友の関係は終わり。バイバイ。」
「ふざけるな。私がどんだけ頑張ったか知ってる?どれだけ親から虐待されてるか知ってる?知らないでしょ。知らないのにふざけないでよ。」
「ええ。知らないわ。あんたが助けて欲しいなら言えば良かったじゃない?なんでも話せる心友じゃなかったっけ?それともあんたは私の事を一回も心友だと思ってくれなかったわけ?基本その程度だったわけ?」
「ええ。そうよ。一回もなかったわ。」
「そう。じゃ、バイバイ。もう終わりね。」
バシッー。
「なんで?殴られることなんてしてないじゃない。殴られるのはあんたじゃないの?手紙にカッターの刃なんか入れちゃってきずかなかったら怪我するじゃない。怪我させるほどのことしてるのよ?もう、立派な犯罪よ。言わらなかった私に感謝してよね。」
「殴られるようなことあんたもしてるのよ。あんたが学年1位なんて取るから、私が2位になっちゃうのよ。あんたがいなければ…」
「だったら私のいない学校に行けば良かったじゃない。どんだけあなたが努力しても私に勝てなかったんでしょ。だったらそれは実力の差よ。私が責められる意味がわからないわ。」
やばっ。泣きそう。学校出るまでは泣かないようにしなきゃ。
「バイバイ」
「うっ。ふぇ。もう、なんなの?うっ。」
もうバイトだから泣き止まなくちゃ。
「こんにちはぁ。うっ。ふえっ。…」
その頃の学校。
「もしかしなくてもみはるの方が頭良かったんじゃない?」
「「だよね。」」
「もう、ひなについて行くのやめようよ。あの子よりみはるについていった方がいいじゃん。まあ、ひなのそんなのに気づかずについていった私たちもなんだけど…
明日からいじめもやめよう。‘みはるさん’って呼んで仲良くしよう。ひなをいじめるのはみはるさんに言ってからにしようか。ひなよりもっと分かりにくいいじめの方法、考えてくれるんじゃない?」
「そうね。」
「そうしよう。」
ひなもみはるも去った後、いじめっ子たちが話していたのを2人は知らない。
「えっ?みはるちゃん?どうしたの?」
「うっ、なんでもぐす、ないんです。」
「本当?今日はお休みする?」
「いえ。やります。」
「そう。じゃ、お店で待ってるからね。」
もう、泣き止まなくちゃ。店長に悪いわ。終わったんだから。でも、本当はひなが虐待されてるのも、私を恨んでいるのも知っていたわ。だけど、ひなが言わないなら私も無理に触れようとしなかったんだ。でもそれがもっとひなを苦しめていたなんて知らなかったわ。仕方ないか。
もう、泣かないわ。
「よし。」
「店長、さっきはごめんなさい。もう大丈夫です。ありがとうございました。」
「いいのよ。色々と大変だろうけど頑張ってね。」
「はい。」
よし!頑張らなくちゃ。ひなとはもう終わり、仲直りなんて出来っこないんだから。もう忘れよう。ばいばい。ひな。大好きだよ、これからも。守ってあげられなくてごめんね。ひなはもう1人じゃない、仲間がいるんだね。だからもう大丈夫でしょ。お互い頑張ろうね。もう吹っ切れたから大丈夫だよ。
「ありがとうございましたー。またお越しくださいませ。」
「みはるちゃん、今日はもう上がっていいよ。」
「はぃ。お疲れ様でした。」
「お疲れ様」
ふぅ。帰ったらひなに電…だめだ。
今日は久しぶりに帰ってすぐ寝るか。
AM5:00
よく寝たぁ〜。8時間も寝るなんて。寝すぎだわ。
ー学校ー
えっ?いじめがない?もうひな、やめたのかな。でもいじめっ子といじめられっ子の関係なんじゃないのかな?教室にあるのかな?ーないじゃん。どうしたの?
「おはよー」挨拶はしないとね。まあ、返事なんて帰ってこないけど。笑
「「おはよっ。」」
は?この子達、昨日私を散々いたぶってたひなの仲間じゃん。どうしたの?何?何?
「ひなは?」
「あの子は…「どうでもいいじゃないですか。」」
「どうでも言い訳ないよ。心友だもん」
「でもあの子はみはるさんを裏切ったのよ?」
「みはるさん…?
まあ、いいや。でも裏切られたからってどうでもいいわけじゃないの。しかもあの子がひなが助けて欲しいって思ってるのも知ってた。虐待されてるのも知ってたわ。だけど、ひなから言わない限り、触れないことにしてたのよ。あの子が階段を踏み外さないようにしてたけど、それがもっとあの子をきずつけてなんて…思ってもいなかったわ。
だからあの子を突き放したの。突き放すことによって私には人が近づかなくなるだろうけど、あの子には友達が出来るんじゃないかって。私はあの子より丈夫だから。だから…「もう、いいよ。みは…」」
「えっ?ひな、今の聞いて…」
「たよ。ごめんね。みは。私が間違ってたわ。私が悪かった。本当にごめん。いつも何も考えてないようなみはが嫌いだったけど、こんなに考えてくれてたなんて。知らなかったわ。」
「いいのよ。」
「どうしてです?みはるさん。ひなは憎いからって嫌いだからって理由でいじめをしたんですよ?どんな理由でもやっては行けない行為をしたんですよ?」」
「あなたたちはだまって。この問題は私とひなとのなの。だから口出さないでくれる?しかも、やっては行けない行為をした…それはあなたたちも同罪よ。それを見て見ぬ振りをして、しかもいじめを手伝うなんて…」
「「うっ。はい。口出ししません。」」
「ありがと。ひな、私はもう気にしてないよ。ひなが苦しんでるのも虐待されてるのも頑張ってるのも知ってたわ。だけど、言わなかった。だから私も悪いのよ。ごめんね。」
「もう、いいよ。みはの気持ち、いっぱいの行動だったのが分かったし、私も悪いし。ごめん。」
「もう、謝ってばっかりだと終わらないじゃない。じゃあ、もういいわね。もう仲直り。心友でいい?」
「うん。もちろん。」
「あ、次のテストは二人で1位取ろう♪900点目指そうね。」
「「うわ。レベルたけぇ。」」と、2人が同時に呟いてたのをひなとみはるは知らない。
「うん。がんばろう。」
「よし、心友。」
「ちょっと、私達も混ぜて下さいな?親友までいかなくてもいいですから、友達になりましょうよ。」いてもいられなくなった、1人がみはるに話しかける。なのに、みはるの返事には驚きだった。
「へっ?何言ってんの?」
「…だめですか?」
「だから何言ってんの?って。もう、友達でしょ。ちがう?」
「本当?」
「うん。違ったの?」
「ううん。ありがとう。」
「ひな、「みは、だーいすき♡」」
「ふふふ。」 「あはは」
「あ、忘れてたけど、来週テストじゃん。今日から勉強するか?」
「そうだね。みはの家は?」
「いいよ、どうせ一人暮らしだしね。」
「あの、私達にも勉強を教えてくれないでしょうか?」
「いいわよ。じゃ、今から行こう♪」
ーみはの家ー
「「「お邪魔します。」」」
「どうぞ。」
そのまま時は流れ早くもテスト結果発表日に…
1位…田村みはる・柳谷妃奈
「「やったぁー」」
「よかったですね。私も順位あがりました!21位ですよ。今まで50位以内にはいったことないのに。ありがとぅ。」
「私も。20位になれた。ありがとぅ。」
「「当然でしょう。私達が教えたんだから。」」
笑


