タツヤは日本の学校に通っていた。


正確に言うと、日本の新宿と呼ばれていた場所に無造作に建てられた仮住居の用な場所だ。

3年前に放たれたアニマはアメリカだけでなく日本、中国、ロシア等さまざまな国を順に破壊していった。

結果、政府や国家体制はなす統べなく崩れていき、世界というものが無くなっていった。

アニマが行方不明となったあと、生き延びた人々は復興のため必死に動いた。

その成果あって今があるわけだ。