キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン。


「じゃあ、戻るね!」


「はいっ!授業始めるよー!」


「と言いたい所だけど、気分転換に席替えしよーー!」


「イェーイ!」


「先生、サイコー!」


「先生、惚れるわー!」


「はいはい。黙ろうか!じゃあ、順番にくじを引きに来てー!」


「はーいっ!!」


私はくじを引きに行った。


「24番!?じゃあ、窓側の後ろから2つ目だ。」


「里愛ー!何番!?」


「24番だよっ!小夏は?」


「小夏は13番だよー!席離れちゃったよ。」


「ほんとだ!最悪だね!」


「だね!」


「はーいっ!席移動させてー!」


皆が移動し始めた。


「隣誰だろ!?」


私はそう思いながら、椅子と机を移動させた。


移動させて、座っていると・・・


「高梨さん!僕、永井賢人です!よろしくね!」


「永井くん!?よろしくね!私は高梨里愛ですっ!」


「知ってるよ!」


「えっ!?でも、今年初めてクラス一緒になったよね!?」


「うん!」


「じゃあ、なんで!?」


「まぁ、高梨さん人気だしね!」


「えっ!?それはないよ!」


「いやいや!まぁいいや!」


そう言って、席に座った。


隣の席になったのは、永井賢人くん-nagai kento-。


永井くんは、可愛い系の男子で人気の子。