そんな舞の態度に嬉しかった反面、申し訳ないという気持ちでいっぱいだった。 舞は私を人がいないところへ連れて行くと 「ごめん、奈々子。」 そう呟いた。 えっ? 「どうしたの…?舞?」 舞は悔しそうな顔をしながらびりびりに引き裂かれておぞましい量の悪口が書かれた教科書を私に突き出した。 「な…に…これ…?」 涙目になりながら舞は私に言った。