その女は真っ白な綺麗なハンカチで俺の血を拭くとキャラクターの可愛い絆創膏を貼ってくれた。 媚びることのない真っ直ぐな笑顔。 今までの女と違うその真っ直ぐなまぶしい笑顔に俺は完全に見とれていた。 「これは応急手当ですのでちゃんと病院いってくださいね!!!」 そう言って女はちょこちょこと走って行った。 それが東城奈々子との出会いだった。