いつものようにお互いの近況を小洒落た喫茶店で話していると
先輩が私の手のひらに書かれたメモに気がついた。
あの男は油性ペンで書いたようで、昨夜お風呂場でこすってもとれなかった。連絡しろと言われてすぐ連絡するのもなんだかしゃくだったのでメールも送っていない。