大きな大きな桜の木がある。
その桜の木の下に1人の女の子が座っていた。
ーーーおーい!……ーーーー
ピ…ピピピ…ピピピ…
目覚ましの音だ。
あさ7:00を示している。
ふあぁ………よし…起きるか。
俺はまだおやすみ中の体をむりやり起こしベッドから出てまず、制服に着替える。
俺、城崎 大雅ーシロザキ タイガーの朝は
とても時間がかかる。
着替えを済ませ、洗面所に向かう。
最初はてきとーに歯磨きと洗顔を済ます。
ここから長い長い作業にはいる。
まず髪の毛全体を洗う。
洗い終わったらドライヤーでセットする。
このドライヤーの作業で30分は軽く超える。
…やっとセットが決まると次にワックスで
仕上げだ。
これが俺のあさの日課だ。
めんどくさくないのかって?
…めんどくさいに決まってる
でも、こんなことをしなきゃいけない理由が俺にはあるんだ。
それは…俺が学園の王子様(プリンス)だからな。
自分で言うのもあれだけど、実際に
まわりのやつらから言われてるんだ。
さー。行くか。
朝ごはんを食べ、家を出た。