まりなside
一方茨城。水戸駅では....
「おはよー」
いつもの改札。変わらない朝。
「おはよー」
「おはよー」
愛梨と萌が返してきた。
「なんか....変な感じする」
「なにが?」
「千尋がいないから....」
萌がそうつぶやいた。
4人のなかでも私と千尋は本当に
仲が良かった。
いつも千尋がいて....
私が部活の部員と対立してた時
背中を押してくれた。
いつも泣きそうな時は千尋がいてくれて
私をささえてくれた。
気付けば千尋にばかり頼っていた。
「まりな。」
「2年後また会えるよ!」
「そうだよね!(`・ω・´)ノ」
私達3人は学校に向かった。
するとLINEがきた。
「大親友のまりな、愛梨、萌へ
今三宮高校前に来ています。
新しい学校、新しい制服、
新しい街、新しい友だち。
今日から始まる新しい人生。
葵高校にはもう私はいません。
私も勇気を出して一歩を踏み出します
部活は卓球を続けます。
大学受験頑張ります。
中途半端なおもいであなたたちには
会いにいきません。ごめんなさい。
大学受験の試験まで会わないようにする。
苦しくなる。
大好きだからあなたたちが大好きだから
だからがんばろう。お互いに。
親友には変わりない」
千尋からきたLINEで私は泣いた。
2年後千尋に会えるように....頑張るから
空にエールをおくった。
きっと千尋もこの青く澄み切った空を
見ているだろう。
私達は一歩踏み出した