授業はほとんど説明だった。

「おい川和」

さっきのうざい男子。

「なんですか?(^_^;)」

「お前、俺の事覚えてない?」

「....??」

「俺も茨城にいたんだよね」

「え?!」

「川和千尋。母ちゃんの名前、川和桃子だろ?」

「なんで知ってんの?ストーカー?w」

「違うわ!幼稚園一緒だった一橋叶汰」

「........うそだー!!!あんた転校したじゎん!!」

「転校したからここにいるんだろww」

「知ってたから散々質問したわけ?」

「そうだけど?www」

「うざいって思ったわww」

「にしても13年ぶりにここで再会すると
はー....」

「本当ね、びっくり。あんたがまさか
ここにいるとは。あれ、うちのお父さんとあんたのお父さん同じ会社だったっけ?」

「そうだけど?だから同じ三宮に転勤に
なったんじゃん?本社がこっちだったから。おえらいさんになったんだよ」

「なるほど。でも私2年後また関東に戻るんだ。」

「なんで?」

「は?進路にきまってるじゃんww」

「俺は三宮に残るけどね~」

「あんたいつから関西にいるの?」

「小学校4年生」

「だいぶ長いね。」

「麻衣子ちゃんと駿太くんは?」

「小3、中1」

「俺の弟、妹もそうだよ」

「あんたにいたっけ?www」

「いるわ」


叶汰と話して休み時間が終わった。

まさかずっと探してた人がここに
いたなんて。