兵庫。

「お姉ちゃんは、怖くないの?」
「何が?」
「新しい学校....」
「怖いっていうか私だって不安だよ?
だけど、新しい道なんだし仕方ないよ。
頑張らなきゃいけないよ!」
「そうだよね。麻衣子頑張ってくる!
もうここで大丈夫!ありがとう!」

麻衣子はそう言って学校へ向かった。

どれ私も行こうかな....。

次は三宮三宮。

電車のアナウンスが流れる。
三宮高等学校。
私立で有名な学校らしい。
スポーツも盛ん。

ぶぶっ。

LINEが来ていた。

茨城にいた時の大親友の麻里奈から。

「今日からちひろがいないなんて。
もう学校??新しい学校がんばれ!」

「まりなに会いたいよー(´•ω•`)
ありがとう。まりなもがんばれ!」

学校を目の前に緊張する私。

職員室に向かった。

「失礼します....。」

「お、やっときたか!川和さん!」

どうやら担任の先生なよう。

「川和さん今日から2年3組になるよ。
私が担任だ。よろしく」

「よろしくお願いいたします。」

時計の針が8時半を指した。

「どれ、教室いくか!」

新しいクラスメイト。
私はドキドキが止まらなかった。

「こら、せきつけー!今日から新しい
仲間を紹介する。はいっておいで。」

クラスメイトの声が明るかった。

がらっ。

「女の子やん!かわいー!」

「可愛いんだけどあの子♡」

「俺狙っちゃう♡」

「コラコラ~ッ!!(`o´)初日からナンパすんな!ww」

先生の言葉で教室が一気にわらいがおきた。

「川和さん、自己紹介してもらっていい?」

「はい。川和千尋です。茨城県水戸市から兵庫県にきました。方言などたまになまって....」

「なまっとるわ!川和ーww」

な、なにコイツ。←ちひろの心の声。

「特技はスポーツで趣味はピアノです」

「彼氏は?彼氏は?」

ウザっ。←

「いないです。」

「よろしくお願いします。」

拍手が一斉に起こる。特にうざいやつ。

「川和さんの席は、桜田さんの隣ね」

1番後ろの窓際。
桜田真央ちゃん。

「川和さん?よろしくね!♡」

「よろしくお願いします。」

「タメ語でいいから♪*゚男子のことはきにしなくていいからね(´•ω•`)」

「そーそ。まじうざいよねー
このクラスwww」

前の席の橋えりかちゃん
「よろしくね!ちひろちゃん!」

ホームルームが終わり1日が始まる。