叶汰side

「優輔と千尋ちゃんさっき屋上で抱き合ってたぜー?」

広瀬大樹。
クラスの人気者。

「えーまじ?でもあの二人お似合いだよね」
女子が言っていた。

「千尋ちゃん可愛いし、優輔イケメンだし大変だよねきっと!」
「でもさやっばりカップルになると
思ってたよ~」

なんでこんなに評判いいんだ?

教室が開いた。

「よっ!ご両人♡」

「はぁ?何を騒いでるの?」

優輔が呆れていた。

「彼女は?彼女!」

「彼女?彼女なんていないけど?」

「またまたー広瀬が見たんだってよ」

「え?!」

やべっという顔をしていた。

「千尋ちゃんと何があったんだよー!」

「なんもないよー」

千尋が戻ってきて千尋も女子から
聞かれていた。

「なんもないよ!」

と笑っていうだけだった。

クラスメイトはなんだーといい
席についた。

俺も安心していた。

「千尋、ノート貸してくんない?」

「なんでよ。」

「お前優輔とうまくいった?」

「うまくいったら?あんたに関係あんの?ないでしょ?ノートはほかの人に借りて」

「やっぱりな。優輔とうまくいったんだな」

「そう思った方が....お互い楽になるんじゃない?」

....

その日から千尋とは少しずつ
はなさなくなり会話も減った。

優輔と千尋は恋人みたいで本当に
仲良く見えた。
むしゃくしゃしてたまらなかった。

だけど俺は千尋と幸せになることなんて
ない
そう強く思った。