「おっはよ、優希!」 親友の紗那が、教室に入ってくるなり 元気に肩を叩いてきた。 「あ、紗那。おはよう。」 「今年も同じクラスでよかったよ!」 「うん、そうだね。」 わたしたちは今日、中学2年生になった。 新しいクラスが発表され、 みんなどこか浮き立っている。