ストロベリー・ラブ

その時。また、、、


ビリッと、手が痺れる。


そして、手にしていた鞄が
手から落ちていく。


そこで、今の自分を改めて知る。


この病気がある限り、、、
あたしは、何も手に出来ないんだ。


こんな軽い鞄さえも
あたしは持っていられないんだ。


そんなあたしが、、、


広太に手を伸ばした所で、
広太の重荷にしかならない。


「何やってんだよ」


そう言い、広太はあたしの鞄を
拾ってくれた。


はい。と、あたしに手渡してくれる。


鞄じゃなく、広太の手を握りたい。


だけど、、、


そんなことを、今のあたしは、、、
しちゃいけないんだ。