ストロベリー・ラブ

「そろそろ帰らなきゃ」


あたしは立ち上がり、
パッパッと、パンツの後ろを払う。


何も言わない広太に背を向け
あたしは歩みを進めようとする。


「千衣!」


公園の出入り口に近付いた頃。


広太は、あたしのことを呼び止める。


あたしは返事もせずに、振り返る。


「「諦めた」って、言ったけど
今も、、、同じ世界に居るんだよな?
だから、愛子にも会ったんだろ?」


愛子から、あたしと会ったことを聞いたのか?
そんなことを、あたしに尋ねる。


同じ、世界。


居る立場は違うけど、
確かにあたしは、、、同じ世界に居る。


、、、今も。