To you the "love" of the last

「で、麗香。そのバカバカしい嘘いつまでつくつもり?」

「いつって…バレるまで」

「拓夢君の事だからきっとキバむき出して怒るんだろぉな」

想像するだけでも怖いけど
後にも先にももう手遅れだし…

彼氏いますって貫き通さなきゃいけない。

そして、10分程で家についた

「雄輔くん、美里今日は本当にありがとう」

「いいえ。また連絡するね!」

「うん!気を付けて帰ってね」

2人とバイバイして家に入った。

「ただいまぁ」

下駄を脱ぎ捨て帯を緩めソファーへ腰をかける

「まだ誰も居ない」

ママは看護師をしていて夜勤の日や忙しい時はいつも帰りは夜中になる

パパは私とママを置いて逃げ出した。

大きな借金を作って
大切な家族を置いてどこかへ。

ママは返済する為にも仕事をがんばってくれてる。

もちろん、私もちゃんと迷惑かけないようにとコンビニでアルバイトをしている

「お風呂入ろう…」