To you the "love" of the last

…よし。できた!

「お待たせ〜」

たっくん寝てる。
ちょっと待たせ過ぎたかな?

たっくんの横にそっとたまご粥を置き
顔を覗きこんだ。

「たっくんの寝顔久々にみたなぁ」

相変わらず寝顔だけは本当に可愛い。

「たっくん、まだ私のたまご粥好きでいてくれてた?」

たっくんはスースーと寝ている。

…ドキドキ、ドキドキ
あれっ心拍数が。

するとたっくんはパッと目を開けた。

「好きだよ」

…………えぇえぇええ!?!?

「お前のたまご粥好きだよ」

たたたたたまご粥ね!

「なんだ、起きてたの?ビックリさせないでよ」

「お前がやたらむやみに話かけるから目覚めた。たまご粥できた?」

「え?あっうん!できた」

おぼんに乗せたたまご粥をたっくんに渡した

「いただきます」

たっくんはフーフーと熱を冷まして
パクりと一口食べた

「すっげぇ、懐かしい」

たっくんはクシャクシャの笑顔を見せた

その笑顔もすっごく懐かしい

すると、また私の心拍数は早くなる
顔も熱くなって来るのがわかる

「ん?どした、顔赤いぞ」

「赤くない、さっさと食べちゃってよね!洗うから!」

……は、恥ずかしい。