仲直りのあの日以来、たっくんとは一度も会っていない。

ママとおでかけしたり美里と遊んだりして高校最後の夏休みは充実していた。

そして、9月1日

地獄の学校生活の始まった

「美里!おはよう」

「麗香!おはっ♪」

美里とはクラスが一緒だから凄く楽しい
だから地獄の学校生活も苦ではない。

教室に入り席につくやいなや

「で、麗香!拓夢くんの事好き?」

「え!は??いきなりなによ」

夏休み中、美里に嘘がバレた事
あの言葉がきっかけで自分がたっくんの事好きなのか分からないことや全てを話た。

「いとこだからなんなの?好きなら好きでいいんじゃないの?自分に素直でいなさいよ」

…だってママのお姉さんの息子だよ!?

そりゃすっごくナイーブになるでしょ

「…もう少し考えみる」

「考えてる暇あるなら行動にうつせバカ」

「行動に?」

なに?遊んだりとか?

「今週の日曜日さ、雄輔と私と麗香と拓夢くんと四人で遊ぼっか」

まさかの言葉で少し戸惑った

「拓夢くんに聞いてて」

「わわわ、わかった」

でも連絡すら取ってないし自分から遊びの連絡とかそんな事したことないし

…断るべきかな、美里の誘い。

でもでも!
せっかく自分の気持ち確かめるチャンスなんだし、帰りにたっくんの家行って聞いてみよう