To you the "love" of the last

このコンビニの辺り周辺は専門学校があり、お昼は一斉に学生がお昼ご飯を買いに来るからお昼はすごく大変。

「いらっしゃいませ、お預かりします」

「いらっしゃいませ、こんにちわ」

「ありがとうございました」

「お弁当温めますか?」

今まで何回この言葉言ったかな?(笑)

ピークのお昼時も過ぎた頃だった。

「いらっしゃいませ、こんにち…わ」

目の前に居たのはたっくんだった

私バイト先教えてないよね?
なんで?なんでたっくんがいるの?

「もお!拓夢!置いてかないでよ!!」

…たっくんの事を追いかけるかのように走って中へ入って来たのは綺麗な女の人だった

「歩美が遅いからだろー」

…歩美さん?

「やだ、あの女の店員さんめっちゃ見てる」

ギクッ!!!

「…ほっとけ」

ほっとけ?は?まだ怒ってるの??
怒ってるに決まってるよね

商品を持ったたっくんと歩美さんが私のレジに来た

よりによって私のレジ…

「い、いらっしゃいませ」

ナポリタンスパゲティにサンドイッチにお茶が2つ

今から2人でお昼か。

「あのー、おねぇさんお弁当温めてもらえます?」

たっくんが私にそう言った

おねぇさん?他人のふり!?ムカつく。

「はい」

商品を袋に入れお会計を済ませる

「もう少々お待ちください」

たったの50秒なのに10分くらいに感じる

長い…
早くして…

そう思えばこの歳になってから
喧嘩なんて始めてで結構大きな喧嘩だし

仲直りできそうにないな…

温め終わったお弁当を袋に入れたっくんに渡した

「お待たせしました」

たっくんは歩美さんと2人で仲良くコンビニを後にした