猫被り王子は私の彼氏!!♡









カラオケ店を出た私は拓の片手を掴んだま

ま歩き出した。







無言の中、たどり着いたのは公園。









夜の公園は月明かりの中、優しく

私たちを歓迎してくれた。








「はい、ココアでいいよね?」




「ありがと。」








カチッと蓋を開けて、両手でココアの

温もりを感じながら一口飲んだ。








乾いた口内を甘くて暖かいココアが

潤していく。







「ごめんね。巻き込んじゃって。」




「気にしないで。俺が勝手に話に

入っただけだから。」







拓は、うつむいてる私の頭をポンポンと

叩いた。








「いいの?あのまま逃げ出して。

今のままだと‥」







「わかってるよ。でもいいの。

もうあんな奴知らない。」








こないだ会ったばかりの人に平気で

正体見せるなんて!!







あんなに隠してたのに。







咲さんも咲さんだよ。


私たちが付き合ってるの知ってて平気で‥







もうやだ。考えれば考えるだけ

ムカついてきた。








あの女ったらしの男め。

もう一生口をきいてやるか!!









「拓!行こ!」


「え?どこへ?」






「拓ん家だよ!!行くよ!!」






「は!?俺ん家!?」