次の日。
私は独りでレジカウンターで
立ってると
カランカラン
いつもの音が鳴り響く。
「いらっしゃいませ‥ってえ!?」
なんで優が!?今日は来るって言ってなかった
はずなのに。
あ、もしかして昨日全く話せなかったから
今日も来てくれたのかな。
「優、別にいいのに‥昨日の事は
気にしてないよ?」
「は?昨日?何の事だよ?あ、今日は
俺、咲に呼ばれて来たんだ。」
はい?昨日の事はコイツ全く気にして
なかったのかよ?!
いやいや問題はそこじゃない。
アイツ、今 咲って呼び捨てに‥
「あ!優く~ん!いらっしゃい!
本当に来てくれるなんて嬉しい」
突然、裏にいた咲さんがやってきて
優に駆け寄った。なんで私服?
一体どうゆうことなの?
「あの、咲さん今日優が来ることは
聞いてない‥」
「あれ?言ってなかったかしら?
さ!優君行きましょ」
咲さんは優の腕に腕を絡ませ
まるでデートみたいなノリで
店から出て行った。
突然すぎて私はボーッとその場に
立ち尽くし、どこから突っ込んで
いいのか分からなくなった。。
いや、そうじゃない。
カランカラン
「いらっしゃ‥って紗耶香!!」
そこに現れたのは紗耶香だった。
「あ、ごめん、遅れて。ちょっと
寄り道してた。あ、さっき舞の彼氏と
咲さん歩いてたけど何で?」
「よくぞ聞いてくれた!!!」

