キッチンへ行ってコップに水を注ぐ。 リビングへ戻ってコップを渡すと、椎名さんは一気に飲み干した。 「……頭痛い」 それは完全な飲みすぎです。 いつものにこやかな甘い笑みは鳴りを潜め、超絶不機嫌そうな椎名さんを前に正座する私。 な、なんか怖い……。 「それ……」 「え?」 椎名さんの視線の先には、私がさっき倒したDVD。 それが床に散乱していた。 「ご、ごめんなさい!当たって倒してしまって」 「いいよ別に。中身は多分大丈夫だと思うから」