「……誰?」 「っ!」 ビクリと肩が跳ねた。 恐る恐る振り返ると、椎名さんが上半身を起こしている。 お、起きちゃった! どうしよう!起きる前に帰ろうと思ってたのに! 何だか悪いことを見つかった子供のような気持ちになって肩を小さくする。 私、悪いことしてないのに! むしろ感謝されるべきなのに! 「……痛い」 椎名さんは眉を寄せて片手で頭を支えた。 あれ。もしかしてまだ酔ってらっしゃいます? 「……水」 「はいただいま!」