「えーと、鍵鍵…。椎名さん、失礼します」
色んなポケットに手を突っ込んで部屋の鍵らしきものを取り出す。
開いたドアにホッとして、椎名さんを部屋へ引きずりこんだ。
「つ、疲れた…」
これで任務完了。
椎名さんが目を覚ます前に早くこの場所から退散して……。
「ん」
「ひ!」
僅かに動いた椎名さん。
……。
どうしよう。
このまま玄関に放置して風邪引いたりしないかな。
でもそんなの自業自得だよね。
こんなになるまで飲むなんて、いくら先輩に言われたからって飲みすぎっていうか…。
でも明日も撮影……。
「………………」
