私は座り込んで酔っている人の顔を覗きこんだ。 あれ。この人…。 「椎名さん?」 間違いない。 眠っていても輝きを放つこのオーラ。 綺麗な横顔は、毎日のように顔を合わせている椎名さんだった。 「あんた、こいつと知り合いか?」 知り合い…。 微妙なところだけど、確かにお互いの存在を知っていることには間違いないのでこくりと頷く。 「知り合いならちょうど良かった。こいつのこと任せていいか?」 「え?」 任せる…って、どういう意味?