「三角さん?」
ケンちゃんが呟いたと同時に、一人が顔をあげた。
電灯の光りのおかげで顔が見える。
だけど向こうからはこっちの顔が見えないのか、少し伺うような感じでその人は言った。
「その声…、ケンか?」
「はい、そうです」
ケンちゃんがその人たちに近づくから、私もついて行く。
「おー!久しぶりじゃねぇか!元気だったか?」
「元気ですよ。三角さんも相変わらずお元気そうで」
バシバシとケンちゃんの肩を豪快に叩く三角さんって人。
ワイルドな大人の男って感じで、ケンちゃんより一回りくらい年上かなぁ。
何かどっかで見たことあるような、ないような?
