こんな相談されたってきっと困るだけだ。 だからブンブンと首を横に振る。 何か言いたそうにしていたケンちゃんだったけど、私が何も言うつもりがないってわかったのか、軽く息を吐いて前を向いた。 ゴメンねケンちゃん! だけどこればっかりはいくらケンちゃんでも相談できない。 「……あ」 不意にケンちゃんが呟いた。 その声に顔を上げる。 私たちの数メートル先に、二つの人影が見えた。 どうやら一人はうずくまっている様子。 パッと見た感じ、酔っ払いかな。