ーーー 「ありがとうございましたー」 元気な店員さんの声に見送られ、居酒屋をあとにする。 「今日はありがとうケンちゃん」 「いや。前に来た時、汐里が好きそうだなぁって思って」 お酒が苦手だからあんまり居酒屋って来ないんだけど、この店はお酒以外にも創作メニューが豊富で、しかも味も美味しかった。 誘ってくれて良かった。また一つ美味しい店を発見。 今度葵ちゃんも連れて来なきゃ。 すっかり食べ過ぎて満腹なお腹を支えつつ、ケンちゃんと並んで暗い夜道を歩く。