アナウンスの声に、最寄り駅が近づいたことに気づいて台本を片付けようとしたら。 「ーーーえ?」 閉じかけた台本の一文が何気なく目に入った。 見なかったことにするにはあまりにも気になる言葉。 え?まさかね。 そんなわけないよ。 きっと気のせい。うん。 言い聞かせながら、恐る恐る台本を開く。 「ひっ!」 思わず絶句。 そんな私を、周りの人たちが不気味そうに見ていた。