数十秒の沈黙のあとで、龍太はふぅーっとため息をついた。 「小百合になら話す....」 「う、うん....」 「俺は、中学ん時に両親を亡くした。今は一人暮らしなんだ。 頼れる親戚もいなくてな....」 体が震えた.... 私と一緒だ.... 龍太になら話せる そう思った