【えっ?!冗談だよね】

「未來ー、何番だった?」

「あたしは、15だって」

「未來足速いから大丈夫だよ。今まで負けたこと無かったから大丈夫だよ」

「そっそうかな?」

あたしの相手誰だろ

「一ノ瀬さん俺工藤日向って言うんだけど、俺と友達になってくれない?」

「えっ?とっともだちですか?」

いきなりなに言ってんのこの方

「うん!!」

「いっいいですよ」

「やったーーーーほんとぉにぃ?」

「はい」

「よかったじゃあね」

なんだろうあの人?


『15番誰だぁ?』

あっ行かなくちゃ。

「はい私です。」

『おっ!一ノ瀬か』

「あっ、一ノ瀬さん」

「あっ、おっおはようございます。」

「碓氷でいいよ」

やっぱりこの子面白い

「じゃあ、碓氷君でイイかな?」

「うん」

『じゃあ、位置に着いてヨーイ』

ドンッ

私と碓氷君は、とてつもないスピードで走ってたらしく周りがザワ着いていてぎこちない。

「碓氷君速いねはぁ、はぁ…」

「はぁ、はぁ…一ノ瀬さんこそ」