未來side

「はぁー。またぶつかった今日は、なんてひなのよー」

「未來もう、HR終わったから帰ろ」

もう、入学式終わったんだ。

「なっちゃん待って。今行く」

あたしは、急いで鞄を持ってなっちゃんのところに走った。

「未來相変わらず、足速いね…」

「だって、元陸上とバレー部だからね」

「未來また、バレーやるの?」

「うんそのつもり!」

なんでだろ。まぁーいっか!

「未來にいい情報を教えよう!」

えっ?!どんな情報なんだろう。
まさか、先輩がめっちゃ怖いとか?もしくは、バレー部が無いのか?

「未來!未來!」

「あっ、ごめん」

「また、自分の世界に入ってたでしょ」

「うっ、うん」

「じゃあ、いい情報教えるよ!なんと碓氷もバレー部だって!」

えっ?そんだけ?
あたしの予想全部外してるんだけど。

「あまり必要のない情報じゃん」

あぁー。考えたあたしが馬鹿だった。