「ちょちょちょまって!!!!!!!!」


と、突然、子供がPCから飛び出してきた。


「……はぁ!?!?な、なん、ななななんで!!!!こんなのプログラミングされてたか!?
このPCハイテクすぎんだろ!!!!なにごと!!!!」


現実的にもありえないことが目の前で起こり

さすがの俺も驚いた。


「やぁ!こんにちは!
僕は君が今作成しているDelusion worldー妄想の世界ーから
やってきた…」

「ベル…か…?」

「そうだよ!さすがなつきくんだね!
これから君をDelusion worldに連れていくね!」


…は?

俺は話が非現実的すぎて読めなかった。

まるでネットで学んだことが全て無駄だったかのように。


「ちょ、まって?そのDelusion worldはさ
俺が作った世界なんだぞ?実際にあるわけないだろ。」

「ほんと馬鹿だね!こんな素晴らしい世界を、作っておいて
まだ実在しないなんて思ってるの?
ていうか、僕がPCから出てきた時点であるって思うはずなんだけど。」


ごもっとも。

話が現実ばなれしているのもそうだが

俺の作った世界で活躍するベルという子供がPCから

出てくるのも現実ばなれしすぎてる。

俺は夢でも見ているのか…?


ベチンッ!!