「ここ……だよね。夏音さんの部屋」

私は朝食を食べた後、夏音さんの部屋にやって来た。


コンコンッ

「あ、来たのね、入って。祐助さんと宗は席を外してくださる?」

夏音さんは私を部屋に入れた後、祐助と自分の執事だろう男に言った。


「はい」

「おう」

ガチャッ


「そのソファーに座って。何か飲む?」

「何でも大丈夫です」

「じゃあコーヒー淹れるわね」

「はい、お願いします」


正直祐助にいて欲しかったな。

心細い……。


コトッ

「はい」

「ありがとうございます」

夏音さんが淹れてくれたコーヒーを一口飲んだ。


「1つ、聞きたい事があるの」

「え、あ、はい」

目が笑ってないよぉー!


「貴方一体どういうつもりなの?」

「はい?」

ど、どういうつもりって、何が?