ー翌日

コンコンッ

朝早く、部屋のドアがノックされた。


誰だろ、祐助かな?

「はぁい」

カチャ

ドアを開けると……


「やぁ♪」

「!」

なななな、何でー!?

な、何で平田君がここにいるのぉー!?


「あはは♪面白い反応だね(笑)」

妙にご機嫌だし。

わけ分かんないよぉー(泣)


「あ、あのー……何でしょうか」

昨日の祐助の言葉を思い出し、私は早く平田君を追っ払いたくて冷たく言った……つもりだった。



「んー、朝の挨拶?(笑)」

何で疑問系なんですか。

ていうかそれだけならわざ部屋まで来ないでよ。

祐助に見られたらどうするの。


「嘘だよ。それよりさ、ちょっと来て!見せたいものがあるんだ!」

「ちょ、え!?」

私は平田君に無理矢理腕を掴まれ、どこかへ連れて行かれてしまった。

まだパジャマ姿なのに……。