ー1週間後

「おーい、起き……って、起きてるならドア開けとけよ」

「だって開きっぱなしだったら無用心じゃない」


既に起きてたのは祐助の声を早く聞きたかったから。



あのキスから1週間。
私は幸せな日々を暮らしていました。

祐助も私のところに戻ってきてくれて。
毎日が幸せです。

ただ

「お元気ですか?お二方」

俊さんに悲しい思いさせちゃったな。


「あの、俊さんごめんなさい。私俊さんの気持ち知ってるのに……」

「気にしないでください。これで千夏様も改心したでしょう。それに僕、気づいたんですよね」

「え?」

耳元で囁くように言うから少しドキッとした。


「僕、千里様の事好きかもしれないです」

チュッ…

な、何をぉぉぉぉぉ!!!???

今唇に温かいものがぁ!!

こ、これって、まさかぁ!!!

キ……キ……

「てめぇ、何してんだよ。この学校が恋愛禁止って事忘れ「祐助さんに言われる筋合いはありません」

俊さんは祐助の言葉を遮った。