千里saidー

おかしいな。

さっきから俊さんの姿が見つからない。

何処に行くとも聞いてないし。

何処行ったんだろ。


ガチャン!

「あ、俊さ……」

俊さんが帰ってきたとおもったら……

「祐助?どうしたのそんなおこ……祐助!?」

うわぁぁぁぁあ!!!

心の準備まだ出来てないよぉ!!!

いきなり抱きつくって何!?
なんなの!?



「ごめん。あんな事させて」

聞いた事もないくらい優しい声。

祐助……凄くドキドキしてる。


「祐助……」


「これからは……俺が千里を守るから、だからもう……あんな事すんな」

「……うん」

祐助……好き。


あれ、顔……ちか……

「……」

こ、これは……キ……キ……キスゥ!?


凄くドキドキするけど……祐助の体温が口元から伝わるみたいで……。

もっとキスしたいと思ってしまう。


好きだよ……祐助。