千里saidー

ー千里の部屋

あーぁ。

嫌われちゃったかなぁ、祐助にも。


「千里!」 ガチャン!

「え!祐助!?」

ど、どうしてここに!?


「千里!学校辞めんなよ!さっきも言ったけどあいつの事は何とも思ってねぇし、あの時振りほどかなかったのはあいつの力が強すぎて振りほどけなくて」

祐助……。

それをわざわざ言いに来てくれたんだ。


「祐助。私ね、口ではあんな事言っちゃったけど祐助の事信じてるから。だからあんな事思ってない」


「千里……」


祐助が優しい笑顔を見せた。

ドキッ

その笑顔は反則だよぉー!


で、でも……
あれ?

なんか顔近くなってない?
祐助。

ま、まさか……。

で、でもここは……。


「恋愛禁止ですよー、祐助くーん?」

バッ

りかの声が聞こえて、私達は咄嗟に離れた。


「そういう事は学校の外でやってくれる?」

りかの顔がにやけてる……(笑)


「うるせぇ……」

祐助顔真っ赤。

なんだか私まで恥ずかしいな。


「何なにー?2人とも顔真っ赤。もしかしてキスした後それ以上までいっちゃうつもりだったー?祐助君は」

ちょ、何言ってるのよりか!


「は、はぁ!?んな事するわけねぇだろ!ていうかな、その気持ち悪い呼び方止めろ!」

「祐助が焦ってるーニヤニヤッ」

完全にからかわれてるよ祐助。

私まで恥ずかしいよぉー(泣)