祐助saidー

「修羅場ですね(笑)」

「俊!」

千里が走って行った後、俊が物陰から現れた。



「追いかけなくて良いのですか?千里様、また学校をお辞めになるかもしれませんよ?」

「!」


……辞めるだけなら、良いけどな。

もし……。


1年前の事を思い出して死ぬ思いで千里を探した。