俊saidー

ー執事寮祐助の部屋


コンコンッ


「失礼致します」

僕は祐助さんの部屋にやって来た。


僕が千里様を探すより祐助さんが探した方が効率が良いでしょう(笑)


「俊。何?」

祐助さんは部屋の扉を開けた。

綺麗に部屋は整理整頓され、余計なゴミも一切無かった。


「千里様が行方不明になりました。探したのですが、どこにもいなく「何でんな呑気なんだよ!」

バタンッ!


「いたたたた……」


羨ましいですね。
想い人にあれだけ思われて。

千里様。
貴方が悩む事はなにもありませんよ。

貴方には貴方を守ってくれるお方がいらっしゃいますから。


僕の事なんて心配しないでください。