執事の日常とお嬢様の学校

ーテスト発表の日

千夏様より上の点数……って事は1位取るしかないじゃない!


「あら千里さん。一緒に順位見に行かない?私まだ見てないの」

ま、まぁ見に行くだけなら。


「は、はい」


祐助もいるし、大丈夫……だよね?



結果は

『1位千堂千夏』

『2位なぎ平千里』


……負けた。

でも私が負けたら何かするとも言って

「クスッこれで祐助は返してもらうわ」

!?

「ちょ、そんなの聞いてません!」

「あら。諦めるとは言ったけど『好き』を辞めるとは言ってないわ」

それって諦めるって事じゃないの!?


「貴方の新しい執事は俊よ。安心しなさい。俊は賢いから」

そういう問題じゃ……!

「クスッ前みたいに退学になるよりマシでしょ?」

「っ」

「じゃ。祐助、行くわよ」

ズキズキ

「ちょ、離せって!」

祐助が叫んだけど、千夏様は祐助の腕を離さなかった。



「ウ、ウゥー」


恋をする事がこんなにも苦しいだなんて知らなかった。

私にとって、貴方は初恋だから。

こんなにも胸が痛くなる事があるなんて知らなかったよ。


「大丈夫ですか?」

俊さんが泣き崩れた私に手を差しのべた。

「すいません……」

「敬語は止めてください。私は貴方の執事ですから」

「……はい」


俊さん……優しい。