それから1週間。

私は前みたいに授業をしていた。

でも周りからの冷たい視線は変わらなかった。


辛いけど、今は祐助がいるから怖くない。

正式には今も、かな。

好きな人が傍にいるだけで、こんなにも違うんだね。


ー「千里」ー

呼び捨てにされて嬉しいなんて気持ち、始めてかも。


「ちーさと!お帰り!」

「り、りか!?」

私に声かけて大丈夫なの!?

「千里、ごめんね。私やっぱり千里の友達でいたいんだ。いじめにあっても退学になっても構わないの!」

「りか……(泣)」


りか……ありがとう。


「それにー、祐助の事も応援したいしー」

「応援?」

何の事?

応援って、祐助何をするの?

「うんうん。祐助君面白かったよぉ。必死になっちゃって」

俊也君まで。

一体何なの?


「うるせぇよ」

祐助の顔……赤い気がする。


一体何なの?