「「千夏様おはようございます」」

祐助さんと俊也さんが同時に挨拶した。

やんちゃな俊也さんがシャキッとしてる。


この人、そんなに偉い人なの……?


「お2人ともそう固くならないで。私、 生徒会長の千堂千夏よ。よろしくね」

せ、生徒会長さん!?

と、取り合えず挨拶挨拶!

「わ、私はなぎ平千里です!」

「熊本りかです!」

私に習って、りかも咄嗟に挨拶した。


「うふふ。知ってるわ。祐助、俊也。お2人をお部屋へ案内してあげて?」

「「はい」」

祐助さんと俊也さんが同時に答えた。


千夏様、綺麗だなぁ。


私はまだこの時知らなかった。
これから私に降りかかる不幸の事を。