執事の日常とお嬢様の学校

「千夏様、夕飯でございます」

周りの生徒達が千夏様に差し出した。

ヤバイ、私だけ何もしてなかったら浮いてるよね。


慌てて近くにあった食べ物を手に取り千夏様に近づく。

その時

バンッ

「あら、ごめんなさい(笑)」

「っ」

誰かにわざと当てられ手に持っていたお皿の上の食品がこぼれる。

何で……
何で私こんな目に会わなくちゃいけないの?

「千里さん、大丈夫?」

綺麗な声。
でもこの声は……

「……」

そうか。
そうだったんだ。

やっと私は理解した。
すべてこの人の仕業なんだ。

祐助が好きだから、新しく担当になった私を皆を使っていじめるんだ。

でもこんな事……言えるわけないよ……。