執事の日常とお嬢様の学校

「はぁ」

部屋に帰ってきた私は早速ため息をついた。


「帰ってきて早々ため息かよ」

「あ、祐助」

「何かあったのか?」

ギクッ

「あったんだな」

「い、いや、その……」

ヤバイ。
祐助に気づかれたくない。


あれ?
何で私こんな事思ってるの?

執事なんだし、別に言っても良いのに。


何でだろう。
祐助には気づかれたくない。