流れ音符

私、川崎はこの3日、とても平凡ないい日々を送る事ができている。
例の先輩からの干渉もない。
正直言って安心している。
先輩は彼と似すぎていて、これ以上拒むのが私にとってもツラい。
彼というのは私が昔好きだった人だ。
先輩が私に「好き」と言う度に、先輩の笑顔を見る度に
彼と重なって罪悪感に溺れる。
もう人を好きになることで傷つきたくも傷つけたくもない。

明日は体育祭。
明日も今日のようないい日になりますように。
と私は願うしかなかった。